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甲子園春夏連覇 大阪桐蔭の元主将が起業したワケ

更新日:11月4日

■26歳で現役引退 2023年5月に「Ring MATCH」立ち上げ

 

株式会社「Ring MATCH(リングマッチ)」の代表・水本弦です。今月からコラムをスタートします。私の人生に不可欠な「野球」をテーマに、私の考えや経験をお伝えしていきます。現在野球をしている選手や保護者、野球経験のある社会人、野球観戦が趣味の人たち、「野球」をキーワードに皆さんとつながったり、参考になるお話をお届けしたりできればと思っています。

 

まずは自己紹介です。私は石川県野々市市で生まれ育ち、小学2年生で野球を始めました。高校は大阪桐蔭高校に進学。指導者やチームメートに恵まれ、主将を務めた3年生の時に甲子園で春夏連覇を成し遂げました。高校では藤浪晋太郎投手が同級生、森友哉捕手が1学年下の後輩でした。

 

高校卒業後は亜細亜大学、東邦ガスで野球を続けました。怪我の影響もあって26歳で現役を引退。野球部を離れてからも東邦ガスで2年ほど社業に専念してから独立し、名古屋市に「Ring MATCH」を立ち上げました。会社は2024年5月から2期目に入っています。

 

起業した理由はいくつかあります。その中で最も大きかったのは、東邦ガスでの会社員の経験でした。野球部に所属した時は午前中に営業マン、午後から野球部員という生活でした。ユニホームを脱いでからはガス管の工事を手配したり、施工を管理したりする部署に異動して社業に専念しました。

 

■会社員生活で「適材適所」痛感 野球人の就職・転職支援を決意

 

営業の仕事は自分に合っていて、勤務時間が短いながらも一定の成果を出せていました。ところが、土木や理系の知識が全くない私は、工事や施工管理の業務で全く力になれませんでした。周りへの申し訳なさが大きくなると同時に、「野球と同じで、仕事にも適材適所がある」と強く感じました。

 

野球をしていた頃は明確な目標を持ち、苦しさの中にも充実感や達成感を抱いていたにもかかわらず、社会に出たら自分と同じように居場所を見つけられない人は多いのではないか。野球人には引退後も輝ける場所、情熱を注ぐ仕事と出会ってほしい。そうした思いから、「野球経験者に特化した人材支援事業」をやりたいと考えました。


弊社では就職や転職を希望する野球経験者と、野球経験者の採用を希望する企業の橋渡しをしています。社名の「リングマッチ」には、それぞれがふさわしい「リング(土俵)」で活躍できる企業と「マッチ」させる意味を込めています。

 

その他にも、「野球塾の運営」や「バットの開発・販売」といった野球関連の事業を展開しています。選手を退いてからも野球と深く関わっているのは、野球を通じて広がった人脈や野球で得た経験が大きいです。野球をして過ごした時間は技術の向上や勝利だけではなく、社会に出てからも財産になっています。野球に育ててもらった1人として、その魅力をコラムでも発信していきたいと思います。

 

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